第4学年 チャレンジタイム(音読) 指導案

指導者 戸井 和彦

1 日 時  平成14年5月10日(金) チャレンジタイム 

                   (8:20〜8:35)15分間

2 教材 「ツバメがすむ町」(教科書・4上)

3 ねらい  

   新しく学習する教科書の文章2ページ分を正確に、すらすらと読む。

4 準備物 

 教科書(4年上) 鉛筆

5 指導の意図

◇ 教科書の文章が正確に、すらすらと読めることは、基礎・基本の中でも最も重要なことである。

  ところが、これが充分にできない子が実に多い。つまりながら読んだり、間違えて読んだりしている。漢字を読 めない子も多い。

  にもかかわらず、情景や気持ちなどを読み取らせている。しっかりと読めていない子には分かりにくい授業であ り、文章表現から離れた思い込みを言うだけになってしまう。

  「一人一人を大切にして・・・」などと口癖のように言っても、実態はまるで違うものになってしまうのは大きな 問題である。

     音読の出発点は、教師の範読にある。まず、教師が手本を見せてから、子どもたちに読ませていくべきである。 

  15分という短い時間で音読指導するときは、長い教材文を扱うよりも、短い部分を反復して音読させるほうが   適している。

  授業の中で、何度も音読させることを通して、少しずつ自信を持たせていくようにしたい。その中で、自然と内 容が頭の中に入ってくるだろう。

  ただ、いつも同じように音読させるだけでは、子どもたちも飽きてくる。変化をつけて読ませることが重要にな ってくる。

  「一斉読み」「交代読み」「群読」「追い読み」「列読み」「指名なし音読」「ストップ読み」など多くのバリ エーションを使い分けて、習熟させていきたい。

 

6 指導の流れ

時間

教師の指導

学習活動

指導の留意点・評価

(指導上の原則)

3分

 






4分






3分


3分

 




2分

(1)  教科書を1文ずつ読み、追い読みをさせる。(1文ずつ)






(2)教師と1文ずつ、交代で読ませる。 


   教師が先で、子どもが後
    子どもが先で教師が後  

(3)各自で読ませる。


(
4)変化をつけて読ませる。

     列ごとの1文読み

     指名なし音読

(5)一斉に読ませる。

「今日、音読した中で、最高の読みをしてみましょう。」

・題名の横に〇を 10個書く。

・教師の読みを聞き、それを真似て読む。

 

 

・1文ずつ、交代で読む。

 

・読んだ回数だけ、〇を塗りつぶす。

 

・起立して2ぺージ読む.
 


・1文ずつ、変化をつけて読む。





・起立して読む。

・教師が読むとき、必ず教科書を持たせる。

・しっかり声の出ていないときは、その部分を繰り返す。

・間違いやすい漢字を板書し、確認する。  



・よく声を出している子を

 ほめる。

・テンポよく、読む。

(間をあけずに読み、リズムをつくる)



・早く読み終えた子は、座って読ませる。

(空白時間を作らせない)

 

 

 

・家で練習してきたら、〇を塗りつぶしてくるように言う。